山梨のすし文化次世代に

㈱若鮨

大将 池田 眞一氏

㈱若鮨 大将 池田 眞一氏

―昨年を振り返って。
 「板前がお客さまのもとに出向いて、その場ですしを握るケータリングサービスが大変好評です。インバウンド(訪日客)だけでなく、ホームパーティーやイベントなどで利用してもらうことで、地域の人たちとの絆が深まります。お客さまからの評価をダイレクトにもらえる貴重な機会でもあり、従業員のレベルアップと若鮨全体の質の向上につながっています」
 ―すし文化について。
 「駿河湾の魚介を内陸へ運ぶ際、生魚が持つ『限界点』が甲府とされ、その境界が『魚
尻線(うおじりせん)』と呼ばれました。この背景から山梨には独自の食文化が根付き、すし文化やマグロ消費、甘いしょうゆの『煮切り』を使う甲州寿司が受け継がれています。こうした文化を守るため、周知や若い世代向けの提供方法も検討していきたいと考えています」

日本の食文化を至福のプライベートダイニングで味わうケータリング体験

―今年の抱負は。
 「河口湖の屋形船『KOJOH』を観光客だけでなく地元の方にも親しまれる存在に育てていきます。また、高齢化で閉店が増える中、当社の若い板前が地域のすし屋を継ぎ、山梨のすし文化を次世代へつなぎたいと考えています。従業員一人一人が輝ける環境づくりにも努めてまいります」
【所在地】甲府市国母8丁目
【電 話】055(225)2228

伝

今年の漢字

山梨に根付いた寿司文化を県外・海外へと広く伝え、伝統ある日本文化の寿司の継承を担っていきます。