NPO法人ジット会たいよう(南アルプス)は障害福祉サービス事業所として、ハンディのある人の雇用の機会を広げ、生きがいをもって働くためのサポートに取り組んでいる。現場管理にあたる田中玖瑠美さんは「メンバー(利用者)の成長が一番の喜び」と語る。
―事業内容は。
全国から回収した使用済みインクカートリッジの選別を行っています。自社農園での野菜栽培や、社屋に併設するレストランで接客をするメンバーもいます。私はインクの現場で作業内容やメンバーの割り当て、進捗状況の確認などを担当しています。
―入社のきっかけは。
就活でジットの説明会に参加した際に、多角経営を進めていることや、どの事業も成功していることを知って驚きとワクワク感を覚えました。たいようのインターンに参加し、優しくて温かい雰囲気にひかれて入社を決めました。私は社会学部の出身ですが、同じように業界未経験の人も多く、入社後に指導してもらえるので安心して働けます。職員は女性が多く、育休取得後に復帰して時短勤務などを利用している先輩もいます。
―やりがいは。
メンバーが目標を達成して自信を深めていく姿や、感謝の言葉をもらったときがすごくうれしく、仕事のやりがいになっています。私たちの事業は、取引先に対する責任もあります。どの作業もメンバーがいなければ成り立たないので、メンバーが最大限、力を発揮できるようなかかわり方を大切にしています。例えば、メンバーは個性も障がいもそれぞれ異なり、積極的な人もいれば、コミュニケーションが苦手な人もいます。一律の対応でなく、各自に合った支援を心がけています。
互いの個性を認め、 支え合う優しさを持とう
障がいや性別の有無にかかわらず活躍できる社会の実現に向けて、個性を尊重し、支え合う意識が広がってほしいです。