ワイヤーハーネス製造・加工のササキ(韮崎)は、女性活躍に関する国の認定制度「えるぼし」を県内で先駆け
て取得。常務取締役の佐々木麻彩さんは、役員の立場から、職場環境の整備を進めている。
―認定取得について。
きっかけは、国の『くるみん』の取得を希望したものの、当時は認定の条件に達していなかったことです。まず県の『山梨えるみん』取得に挑戦し、認定に関する全項目をクリアできました。自社の現状を客観的に認識でき、会社の認知度向上や、採用活動にも大きなプラスとなりました。男性比率の高い製造業界ですが、時短勤務制度利用拡大など子育て支援を拡充すると、『えるぼしを取っていると聞いて応募した』と、女性の応募が増えました。女性に限らず、従業員の働きやすさを考える姿勢が男性応募の増加、入社後の定着率向上につながりました。
―製造業の女性活躍は。
機械化の進展で、体力差による障壁は減っています。ケーブルやワイヤーハーネスの加工では、髪の毛のように細いケーブルを扱う作業もあり、編み物や縫い付けが得意な女性に向いています。女性が働き続けるため、出産や育児など女性特有の事情に配慮した就労環境や制度を整える必要もあります。責任ある仕事やポジションを任せることへの男性社員の理解を深めることも重要です。
―仕事のやりがいは。
女性視点で、化粧室の設備充実や不妊治療に関する制度整備にも取り組みました。不妊治療は女性だけでなく、男性社員からも声が上がりました。育児も介護も、本来は男女が共に担うべきもの。性別問わず、社員
が困ったときに気軽に相談できる環境整備がやりがいで、そういう人間関係を築きたいと思います。
ジェンダー平等で、 誰もが輝く職場へ
さまざまなことに性の違いは関係なく、男女共通の課題だという認識を広め、誰もが働きやすい環境を作りたいです。