―昨年を振り返って。
「建築業界は依然として人手不足や資材高騰で大変厳しい状況です。建築単価がコロナ禍前の1・5倍になり、その影響は非常に深刻です。4月以降は、新築住宅において国が定める省エネ基準への適合が義務化されたことで、手続きも少し煩雑化しました」
―事業内容について。
「商業施設や福祉施設、工場といった中・大規模の事業用建築を請け負うことが多く、物流の2024年問題に伴い、ここ数年は物流倉庫の建設に伴う設計依頼も増えています。昨年は韮崎市に木造建築の工場と保育施設が完成しました。今後も積極的に木材を使用し、持続可能な社会の実現に寄与していきます」
―建築家としての思い。
「建築家は専門知識や技術が求められる特殊な職能。構造とコスト面を考慮し、お客さまの要望に応えながら、機能性とデザイン性を追求していく社会的責任のある仕事ですが、子どもたちが興味を抱いても、山梨は建築の文化や技術を学べる場がとても少ないです。建築の世界はとても面白く、ワークショップやセミナーを通して、その魅力を次世代に伝えながら、私自身も感性や技術を磨き続けていきます」
【所在地】甲府市緑が丘1丁目
【電 話】055(252)5213
能
今年の漢字
「職能」とは職業上の能力のこと。建築家(アーキテクト)の原点に立ち返り、職能を磨き、その意味や楽しさを伝えていきます。